これから上映する映画はすべてが「B級映画」である。
金さえ儲かればよい。客さえ入ればよい。
後は野となれ山となれ。そんな遣らずぶったくりのヤクザな映画だ。
しかし、今改めて観ると、不思議な魅力に溢れている。
空飛ぶ円盤と称する灰皿が宙を舞い、長い耳をつけただけで宇宙人だと云い張る。
そのやけっぱちな姿勢には感動すら覚える。
CGが氾濫するせわしない現代に癒しを齎す「B級映画」。
さあ、寄ってらっしゃい観てらっしゃい。
古き良きチャランポランな世界を堪能したまえ。

「史上最低の映画監督」エド・ウッドを大幅に加筆し、
映画の誕生から、それが如何にダメになって行ったかを辿る意欲作。
これを読めば貴方は怪奇映画のエキスパートだ。
わざわざ観なくてもへっちゃらである。
『死霊の盆踊り』など観る必要はない。時間の無駄だ。
次行こう、次。

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