第14話 対決? むしゃぶろうVS又しゃぶ郎

「こんばんはー、土手ちゃんいる?」。
 むしゃぶろうは玄関の格子戸を開けた。
 土手ちゃんの家は玄関の戸を開けると、畳半畳ほどのたたきがあって、又その奥に障子がある。むしゃぶろうは続けてその障子も開けた。
「明かりが点いてるからいるんでしょう?」
 ガラリ。
「おおおっつ〜!」。
 むしゃぶろうが障子を開けると、そこには大股開きの土手ちゃんと、その股間に顔を近づけている見知らぬ男の姿があった。
「無礼者!」。
 男は言った。
「すいません、お取り込み中だったのね。申し訳ない」。
 とむしゃぶろうは言った。が、そう言いつつも、部屋に上がり込み、そして、土手ちゃんの胸を揉み始めた。
「おい、お前なにやってんだよ」。
「乳揉んでるの」。
「いや、そりゃ見りゃ分かるけどさ。失礼じゃないか、いきなり入ってきて。今は拙者がやっている最中なのだから.....」。
「ああ、いいの。気にしないで、やってて。どうぞ続けて」。
「そうはいかん」。
「そりゃ、あんたの言い分も分かるけどさ、俺、時間ないんだよね。しかも、遠くからわざわざ来てるわけだしさ。やらないで帰るわけにもいかないわけよ」。
「だまらっしゃい。名も名乗らんで、挨拶一つせずに、いきなり入って来てなんだその態度は」。
「おっかない顔して、なんなんだよ」。
「帰れ!。今すぐ立ち去れ!」。
「いやだね。さっきも言ったけど、遠くからわざわざ来たんだ。実は俺追われる身でね、そう長くはここにいれないんだよ。サッサとやることやりたいんだ。やるったって俺は乳さえいじらせたくれたらいいの。まあ、しゃぶったりもするけどね。だからさあ、あんたはあんたで下半身のほうをさあ、やってればいいジャン。ね、そうでしょ」。
「そ、それは3Pと言うものではないか?」。
「はい、そうです」。
「う〜ん。拙者、まだ3Pと言うものをやってみた事はない。やってみたい気もするが、どうしたものか」。
「考えてないで、やってみたら。ねえ、土手ちゃんも異存はないっでしょう?」。
「ええ〜、うそ〜、いやだ〜、だめ〜」。
 と言いながら、まんざらでもない土手ちゃんであった。

つづく