地獄の謝肉祭
CANNIBAL APOCALYPSE
INVASION OF THE FLESH HUNTERS

伊 1980年 98分
監督 アンソニー・M・ドーソン
脚本 アンソニー・M・ドーソン
   ジミー・グールド
   ダルダーノ・サケッティ
出演 ジョン・サクソン
   エリザベス・ターナー
   ジョン・モーゲン
   トニー・キング
   シンディ・ハミルトン
   ウォレス・ウィルキンソン


 この映画、世間で云われているほどには酷くはない。冒頭のベトナムでの戦闘シーンなんて低予算ながらも健闘しているし、市街での銃撃戦も迫力がある。特撮も悪くないし、ちゃんとお色気シーンも押さえている(しかも、そのお色気シーンがオチの伏線になっている)。娯楽映画としては文句なしの筈だが、ベトナムでの人肉食がゾンビのように感染するという設定自体がトンデモないので、やはり最低と云わざるを得ない。

 主演のジョン・サクソンは『燃えよドラゴン』があまりにも有名だが、それ以外はロクな映画に出ていない。本作での役どころは、ベトナム後遺症に悩まされ、人喰い捕虜に噛まれたことが原因で「食人族」の仲間入りをする主人公。本当にロクな役じゃない。


 

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