マリオ・バーヴァ
MARIO BAVA
(1914-1980)

《監督》
*血ぬられた墓標(1960)
*ブラック・サバス/恐怖!三つの顔(1963)
*白い肌に狂う鞭(1963)
*モデル連続殺人!(1963)
*バンパイアの惑星(1965)
*呪いの館(1966)
*DR. GOLDFOOT AND THE GIRL BOMBS(1966)
*黄金の眼(1967)
*血みどろの入江(1970)
*処刑男爵(1972)
*新エクソシスト/死肉のダンス(1975)
*ザ・ショック(1976)


 御存知イタリアン・ホラーの巨匠である。『血ぬられた墓標』『白い肌に狂う鞭』は既に古典としての風格さえあるが、その反面で、結構すっとこどっこいも撮っている。イタリアというバッタもんの風土で娯楽映画を撮っていたのだから、まあ、仕方がないのだろう。

 もともとは画家志望で、しかし、カメラマンだった父の影響で映画界入りしたという経歴から、ビジュアル重視の人だったことが判る。実際に、脚本や演技にはまるで無頓着だったらしい。そんな彼だからこそ、殺人描写重視だがプロット軽視の「ジャーロ」を生み出すことが出来たのだろう。彼の血は、よくも悪くもダリオ・アルジェントに引き継がれている。
 もちろん、不肖の息子ランベルトにも引き継がれている。


関連作品

モデル連続殺人!(SIX WOMEN FOR THE MURDER)
血みどろの入江(BAY OF BLOOD)
処刑男爵
ザ・ショック


 

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