評価 ★★★★★

エクソシスト
THE EXORCIST

米 1973年 121分
監督 ウィリアム・フリードキン
原作 ウィリアム・ピーター・ブラッティ
出演 リンダ・ブレア
   ジェイソン・ミラー
   エレン・バースティン
   マックス・フォン・シドー
   リー・J・コッブ


 文句なく一等賞のオカルト映画だが、DVD収録のメイキングを見ると、フリードキンという監督が如何に鬼畜であるかが判る。エレン・バースティンが娘に引っ叩かれてひっくり返るシーンで、ワイヤーで思いっきり引っ張って背骨を負傷させたりとか、スタジオ内でショットガンを前触れなく発砲して、ぶったまげる俳優の顔を撮影したりとか、素人の神父さんに何十回とNGを出して、
「もう勘弁して下さい」。
 と泣きを入れる神父さんをビンタして、
「よ〜いスタート」。
 このテイクがOKとなった。迫真の泣きの演技を引き出すための演出だったわけだが、いくら作品のためとはいえ、こんな非道がどうして許されよう。フリードキンは以後、ヒット作に恵まれていない。呪いだとしか思えない。


↑ばっちいなあ、もう。


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