死霊の町
THE CITY OF THE DEAD
a.k.a. HORROR HOTEL
英 1960年 78分
監督 ジョン・リュウェリン・モクシー
製作 ミルトン・サボツキー
マックス・ローゼンバーグ
出演 デニス・ロティス
パトリシア・ジェッセル
クリストファー・リー
英国には2つの怪奇映画専門店がある。老舗のハマー・フィルムと、ミルトン・サボツキーとマックス・ローゼンバーグにより設立されたアミカスだ。『テラー博士の恐怖』や『がい骨』『残酷の沼』等数多くの怪奇映画を輩出したが、その設立前夜に製作されたのがこの『死霊の町』である。タイトルだけだとゾンビもの、ポスターだけだと魔女ものに思えるが、その実は『サイコ』のバッタもんらしい。
魔女研究のためにホワイトウッドに訪れた女子学生が地元のホテルに投宿する。ところが、ここの女将が300年前に火あぶりにされた魔女の甦りで、女子学生は生贄にされてしまう。ヒロインかと思った女性が途中退場するプロットは明らかに『サイコ」のパクリだ。その後に彼女の兄が真相解明にやって来るあたりもそっくりである。クリストファー・リーが女子学生を罠にはめる大学教授役で出演している。
↑「殺るわよ」「殺っちゃいましょう」
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