評価 ★★

悪魔が最後にやってくる
HOLOCAUST 2000
a.k.a. THE CHOSEN

伊=英 1977年 102分
監督 アルベルト・デ・マルチーノ
製作 エドモンド・アマティ
音楽 エンニオ・モリコーネ
出演 カーク・ダグラス
   サイモン・ウォード
   アンソニー・クエイル


 一見にして明らかな『オーメン』のバッタもん。原子力発電所を絡めたあたりのアイディアは面白いが、如何せんストーリーが支離滅裂なので本家には遠く及ばない。
 サハラ砂漠に原発を建設しようと意欲満々の社長カーク・ダグラスの息子がどういうわけかアンチクライストで、この原発を悪用してハルマゲドンを起こそうと企む。そのことに気づいたダグラス親父は阻止せんと挑むが、返り討ちに遭って癲狂院送りに。それでも素っ裸で脱走して、建設中の原発に爆弾抱えて特攻する。
 ダグラス親父は愛人との間に出来た子(まだ胎児)もアンチクライストと診断されて、つくづく業の深い精子である。ダグラス親父と悪魔の関係が不明のままなので、ガチャガチャのままに映画は終わる。

 ちなみに、製作のエドモンド・アマティ、監督のアルベルト・デ・マルチーノは『エクソシスト』のバッタもん『レディ・イポリタの恋人/夢魔』のコンビでもある。


↑ダグラス親父は私生活でもドスケベで有名。


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