ゴールド・パピヨン
GWENDOLINE

仏 1984年 99分
監督 ジュスト・ジャカン
脚本 ジュスト・ジャカン
原作 ジョン・ウィリー
出演 タウニー・キティン
   ブレント・ハフ
   ベルナデット・ラフォン


 大学時代、尋子という名の先輩宅で男ばかりで飲んでいて、TVでこの映画のCMが始まるや男ども全員が「おおっ」と画面に釘付けになり、尋子先輩にどつかれた、という個人的な思い出のある作品。
「目の前に女がいるてえのに、まったく男ってえ奴はよお」
 というわけでどつかれたのであろうが、しかし、それにしても男ってえ奴はどうして半ケツの女に滅法弱いのであろうか?。
 その原因はチンポコにあるのではないかと私は睨んでいる。

 チンポコというやつは種族繁栄の為に、盛大に種蒔きするために設けられた器官である。だから、スキあらば種蒔きする。3日も我慢すれば大量に種蒔きする。1週間も我慢すれば、睡眠中に種蒔きする。まったく油断のならないシロモノなのである。
 半ケツ女が視界に飛び込めば、それに向かって種蒔きしたいと願うのが人情ってえかチンポコ情。我欲で釘付けになるわけではない。チンポコがそうさせているのである。
 嘘だと思うなら、チンポコをつけてみるがよい。あなたも半ケツ女に釘付けになる筈である。


 で、そんな半ケツ女がウロウロするこの映画は、フランスの有名なボンデージ・コミック『グウェンドリンの冒険』を映画化したものである。監督は『エマニエル夫人』や『O嬢の物語』『マダム・クロード』に『チャタレイ夫人の恋人』のジュスト・ジャカンで、そのフイルモグラフィーのタイトルだけで一発ヌケそうだ。しかし、肝心の本作はというと、チンポコ曰く「しおしおのぱあ」だそうだ。

「半ケツ女が出てくるまで1時間もモタモタするとは、なんともはや興醒めだったポコ」(ここはコロ助の声で)

 でもまあ、1時間も待たされた末の「女だらけのベンハー」には、チンポコも喜んでいたようだ。


 

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