虐殺SEX現場/スナッフ・ポルノ 西独 1978年 83分
《ドイツ映画『あるブルーフィルム俳優の告白』(監督アンジェイ・コステンコ)はポルノ映画業界の舞台裏を覗くという内容の作品だった。ところが、自殺を図った売り出し中の女優の「実話」が終わると、突然エンドクレジットが別のフッテージに変わり、スナッフ・フィルムの作家へのインタビューが現れたのだ。作家は頭から紙袋を被っているので顔はまったく判らないが、インタビューに続いて自作のスナッフ・フィルムの一部を紹介し始めた。ところが、それは何とウェス・クレイヴンの作品『鮮血の美学』だったのである》(『キリング・フォー・カルチャー』より)。 私の調べでは、自殺した女優の「実話」の部分は本物である。『女子学生(秘)レポート』シリーズにも出ていたクラウディア・フィエラーズという名のハードコア女優が現実に自殺している。服毒自殺だったようだ。 なお、出演者のクレジットの中に、あのロマン・ポランスキーの名前が並んでいたので驚いたが、これもマンソン事件に関するインタビューを勝手に引用しているだけらしい。 |