ゾンビ3
ZOMBIE 3 : THE NIGHTS OF TERROR
伊 1979年 93分
監督 アンドレア・ビアンキ
脚本 ピエロ・レニョーリ
出演 カリン・ウェル
ジャンルイジ・チリッチ
マリアンジェラ・ジョルダーノ
ええと、何が『ゾンビ3』なのでしょうか?。
正式な『ゾンビ2』もないのに『ゾンビ3』と云われても困ってしまいます。考えられるのは、あの悪名高き『サンゲリア』の原題が『ゾンビ2』だったので、これの続編のつもりなのでしょうが、『サンゲリア2』ってのもあって、これの原題も『ゾンビ3』だし、『人間解剖島ドクター・ブッチャー』だって場合によっては『ゾンビ3』を名乗っているのですよ。はっきりしているのは、以上のすべてがイタリア映画だってことのみ。イタリア映画の素晴らしさを雄弁に物語るエピソードだと云えましょう。
で、本作の内容でありますが....えー、内容でありますが....内容はありません。本当にないので驚いてしまいます。古代遺跡を発掘したジジイがなんかの封印を解いてしまったって御膳立ての後は、ただひたすらにばっちいゾンビが人を喰うのみ。あの『サンゲリア』が大傑作に見えてしまうほどカラッポの映画なのです。
ただ、たった一つだけ、特筆すべきシーンがあります。マザコン坊やがゾンビになって、
「ママ、おっぱい」。
云われるままに差し出すママが乳を喰いちぎられるシーンは100点満点です。このシーンを撮りたかったために作られた映画のような気がします。
↑全体的にドスケベな映画である。
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