タイロン・ミッチェル
Tyrone Mitchell (アメリカ)



タイロン・ミッチェル

 タイロン・ミッチェル(28)の一家は人民寺院の信者だった。故に1978年11月18日に執り行われた集団自殺により、彼を除いて全滅した。両親と祖母、3人の妹と1人の弟をいきなり失ったのである。その後の彼の人生は混乱に満ちていた。やがてドラッグに溺れ、遂には学校襲撃事件を引き起こしてしまった。

 1984年2月24日午後2時23分、ミッチェルはロサンゼルス49番街にある小学校の運動場に乱入し、ショットガンを発砲し始めた。結果、教師を含む2人が死亡し、8歳から11歳までの12人の生徒が重傷を負った。

 シャラ・ユーバンクス(10)
 カルロス・ロペス(24・同年4月13日に死亡)

 ひとしきり撃ち終えた後、ミッチェルは近くの建物に逃げ込み、銃口を己れに向けて自殺した。故に、その動機については全く判っていない。

(2012年12月26日/岸田裁月) 


参考資料

http://en.wikipedia.org/wiki/Tyrone_Mitchell
http://www.findagrave.com/cgi-bin/fg.cgi?page=gr&GRid=31290178
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_attacks_related_to_primary_schools


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