ブライアン・ユズナ
BRIAN YUZNA

《製作》
*ZOMBIO/死霊のしたたり(1985)
*フロム・ビヨンド(1986)
*ドールズ(1986)
*ミクロキッズ(1989)
*ガイバー(1991)
*ネクロノミコン(1994)
*DAGON(2001)

《監督》
*ソサエティ(1989)
*死霊のしたたり2(1989)
*新死霊のしたたり(1990)
*バタリアン・リターンズ(1993)
*デンティスト(1996)
*キラー・デンティスト(1998)
*スピーシーズ・リターンズ/種の終焉(1999)
*ファウスト(2000)
*RE-ANIMATOR 死霊のしたたり3(2003)


 

『ZOMBIO/死霊のしたたり』で世界中のホラー・マニアの度胆を抜き、一躍「マスター・オブ・ホラー」に名を列ねたブライアン・ユズナは、本当に一貫してB級ホラーを撮り続けている。
(携わった唯一のA級品がディズニー資本の《ミクロキッズ》というのは御愛嬌)

 スチュアート・ゴードン監督とのコンビで『ZOMBIO/死霊のしたたり』『フロム・ビヨンド』『ドールズ』3作放ち、エンパイア・ピクチャーズを大いに潤わせた彼は、『ソサエティ』で監督業にも進出。『死霊のしたたり2』でその地位を不動のものにする。
 しかし、その後の監督作はあまり冴えない。

『新死霊のしたたり』は邦題に偽りあり。原題は『SILENT NIGHT, DEADLY NIGHT 4 : INITIATION』であり、実は『悪魔のサンタクロース』の4作目なのである。しかも、1作目とも何の関係のない魔女もので、人体自然発火現象に始まりゴキブリわらわらのグロテスクへと移行する理解不能の物語。それでもホラー・マニアは邦題に釣られてみんな見た。そして「だまされたあっ」と地団駄を踏んだ。

 シリーズをシリアス路線に引き戻した『バタリアン・リターンズ』は評判がいい方だが、私はあまり感心しなかった。
 他にも、キチガイ歯医者が大暴れする『デンティスト』、オムニバス・ホラー『ネクロノミコン』、やはり邦題に偽りありの『スピーシーズ・リターンズ』と、いろいろと撮ってはいるが決定打がない。

 そこで期待されたのが『RE-ANIMATOR 死霊のしたたり3』であったが、評判が悪い。
 だろうね。だろうね。実は俺もそれほど期待してなかったんだよね。
 だから、まだ観ていない。一生観ないかもしれない。


関連作品 製作

ZOMBIO/死霊のしたたり(RE-ANIMATOR)
フロム・ビヨンド(FROM BEYOND)
ドールズ(DOLLS)


     監督

ソサエティー(SOCIETY)
死霊のしたたり2(THE BRIDE OF RE-ANIMATOR)
バタリアン・リターンズ(THE RETURN OF THE LIVING DEAD PART III)
スピーシーズ・リターンズ/種の終焉(THE PROGENY)


 

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