シー・フリーク
SHE FREAK

米 1967年 83分
製作 デビッド・F・フリードマン
脚本 デビッド・F・フリードマン
監督 バイロン・メイブ
出演 クレア・ブレネン
   リー・レイモンド
   リン・コートニー


 あのハーシェル・ゴードン・ルイス監督とコンビを組み、『血の祝祭日』『2000人の狂人』『カラー・ミー・ブラッド・レッド』の「血の三部作」を世に放ったことで知られるデビッド・F・フリードマンの単独製作作品であるが、監督が違うとかくも凡庸になるのであろうか?。だからといって、ルイスが名匠だという気は毛頭ないが、とにかくつまらな過ぎる。ルイスの作品からスプラッター描写を取り、もう一度ハンマーで潰したような酷さ、と云えば判ってもらえるだろうか。

 にも拘わらず、本作があちらではカルト化し、私もわざわざビデオを取り寄せたりしているのは、本作があの『フリークス』のリメイクだからである。しかし、本物の畸形はほとんど出てこない噴飯物。どうしてこれがカルト化しているのか、理解できない。
 ただ、実在のカーニバルでロケしているので、サイドショー=見世物小屋の実際を知る上では貴重な資料と云えよう。


関連人物

ハーシェル・ゴードン・ルイス(HERSCHELL GORDON LEWIS)


 

BACK