エドワード・D・ウッド Jr.
EDWARD D. WOOD JR.
(1924-1978)

《監督》
*グレンとグレンダ(1953)
*監獄への切符(1954)
*怪物の花嫁(1955)
*プラン9・フロム・アウタースペース(1956)
*ナイト・オブ・ザ・グールス(1958)
*邪悪な衝動(1960)

《脚本》
*バイオレント・イヤーズ(1956)
*花嫁と野獣(1958)
*死霊の盆踊り(1965)
*クレイジー・ナッツ/早く起きてよ(1998)


 

 50年代を中心に超低予算の怪奇・犯罪映画を撮っていた人。60年代後半からポルノの方に進出。78年、アルコール中毒に基づく心臓発作で死去。ほとんど無一文だった。享年54歳。

 そのほとんどの作品がまともに公開されることのなかった彼が有名になったのは、監督作『プラン9・フロム・アウタースペース』が深夜テレビで繰り返し放映されて、そのたびに笑いの種になっていたため。80年に或る本で「史上最低の映画監督」に選ばれて以来、再評価(というか再認識)が始まる。
 晩年のベラ・ルゴシと親しかったり、変な友人(色盲のカメラマン、インチキ予言者、オカマ等)が山ほどいたり、自身にも女装癖があったりと話題に事欠かず、その映画よりも彼個人の方が圧倒的に面白かったことが発覚、92年には伝記が出版されるほどの人気者となる。この伝記を映画化したのがティム・バートン監督の『エド・ウッド』である。


関連作品

グレンとグレンダ(GLEN OR GLENDA)
怪物の花嫁(BRIDE OF THE MONSTER)
プラン9・フロム・アウタースペース(PLAN 9 FROM OUTER SPACE)
ナイト・オブ・ザ・グールス(NIGHT OF THE GHOULS)
死霊の盆踊り(ORGY OF THE DEAD)
クレイジー・ナッツ/早く起きてよ


 

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